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2018.6

第79回(3/3)

【著者:行 達也】

―あと、ベタな意見ですが、やっぱりファン度が高くなるとCDで欲しくなりますよね。最初、Apple Musicでずっと聴いてたのが、めっちゃハマってCD買いに行ったことしょっちゅうありますもん。え、アナログも出てるの?みたいな(笑)キリがない。この世代ならではの感覚なのかもしれないけど。若い子たちも必ずそうするとは限らないので。一時、Twitterで出回ってた話で、ファンの子がアーティストに対して『すごいファンです!YouTubeで毎日聴いてます!』って言ってたっていうのが象徴的ですよね。もう感覚として聴くことに対してお金を払うというのがない世代が確実に出てきているので。だから、下がっていくのはしょうがないとしてもCD屋があり続ける以上はこの賞が続いて欲しいなと思います。最近はレコードがーレコードがーって言われてますけど(笑)。

「そうですね、パッケージのシェアで見るとCDが9割以上ですから」

―そう、伸びてるって言ってもパーセントの話で、そもそも分母がまったく違うから『盛り上がってるから』っていう理由でそっちに振り切るのは、数字見てないなって思いますよ。レーベルとしてもコストが高い割に売れないから、商売にはならないです。

「やっぱり作品がカタチとして、モノとして存在するっていうのは、配信だけよりも作品の価値を高めることにつながると信じています。でも実際、レーベルや送り手側としてはどうなんですか?これからはシングルを配信で切り売りしていくっていうモードなんですか?」

―iTunesでアルバムという概念をなくす、みたいな話が出てましたけど、作り手がすべてそういう感覚だとは思いません。もちろんそういう人たちもいますが。ボクが携わっているアーティストはみんなアルバムっていう概念を念頭に作品作りしてますよ。『コレは最後の曲かな』とか『リードじゃなくてもいいんじゃない?』とか。そもそも切り売りするってことは全部がシングル的な作りにしないといけないのかよっていう、考えただけでも身の毛がよだつつまらなさなんですけど(笑)文化が委縮しますね。

「そうですか、だったら尚更この賞は続けていきたいですね。」

―あとジャケットがLPからCDになった時点で結構物足りない感じになったけど、まあ慣れましたよね。でもCDからデジタルになるってことはジャケットが携帯の画面サイズですよ。もう、そこに金かけてなんかやるべきなのか?って話になりますよね。音楽とデザインは密接な関係があるはずなのに、その要素が欠けるっていうのはどういうことになるのかちょっと怖いです。

「今の若い子でCDを買うっていうのは、そのアーティストへの応援の証っていう意味合いが大きいみたいですね。特にアイドルとかが顕著ですが。」

―もはや、それでもいいですよ。残るのであれば何でも(笑)。もちろんそういう『残ったらいいなぁ』なんて思いだけじゃダメですけどね。だからそのためにCDショップ大賞やってるワケですもんね。10年続いたので20年もきっと大丈夫ですよ!(笑)がんばってください!

「はい(笑)」

というワケで2回に渡って吉川さんのお話をお届けしました。この賞にまかせっきりにするのではなくて、CDに携わるボクのような人間一人一人が意識を持って知恵を絞ることが大事だなと思いました。みなさんも一緒に考えていきましょう。

【行 達也】
1968年大阪生まれ。長年勤続したタワーレコードを退職後
2004年東京下北沢にmona records(モナレコード)を開店。
CDショップにカフェ、ライブスペースを併設した小さな音楽総合施設を目指す。
http://www.mona-records.com
現在、某CDショップのレーベル部門にて勤務。

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