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コラム

2018.6

【著者:村松 行人】

コンテンツ大競争時代が来た
④踏ん張りどころのパッケージメディア(2/4)

準新作コーナーという高収益ゾーンを強化する

上記の通り米国のパッケージ市場の現状、そして先行きにはかなり厳しいものがありますが、それに比べ日本のパッケージ市場はまだまだ健在です。勿論、デジタル配信市場が年々拡大しつつあるという現実はあるものの、映像ばかりでなく音楽も、ゲームも、いずれもパッケージが根強い支持層に支えられて存続し続けています。

しばらく前までは「米国の現状は数年後の日本の姿」と言われていました。しかし現在はそういった単純な時間差のみで時代の流れを予想することは不可能です。米国ではインターネットをリビングの大型TVに繫いてストリーミング配信を楽しむのがごく当たり前になっているようですが、日本では世帯主が40歳代以上の家庭ではお茶の間のテレビでネット配信を観ているのはごく「例外的」と言えます。地上波テレビの支持率、視聴率の高さと、放送コンテンツへの満足度の違いでしょう。

こうした現状から見ても、日本では少なくとも向こう数年間は米国のように圧倒的な数の消費者がNetflixやHuluに夢中になるなんて事にはなり得ないと思います。40歳代以上の中高年齢層ばかりでなくインターネットに馴染まないかなりの数の若者層が存在しています。彼らの多くはDVD、BDレンタルの支持者層です。

というわけで地域の幅広い映像ファン層をしっかり囲い込み儲かるレンタル店作りに取り組まなければなりません。J:COM等ケーブルTV各社とNetflix等配信サービスとの提携話も進んでいるようですからこの先は手抜きは致命傷となります。

これからのレンタル店の中で「儲け」の戦略的な役割を果たすのが「準新作」ではないかと常々考えています。つまり「準新作で儲ける」レンタル店作りです。新作コーナーで高回転していた人気作品を一旦「準新作」に落とし、改めて長期的に高回転させる仕組みを構築します。

かつて、レンタルの最盛期には米国でもブロックバスター、ムービーギャラリーといった大型レンタルチェーンが全米各地をくまなくカバーしていましたが両チェーン共、店内の広い壁面のほとんどをNew Release Cornerとし、大量の新作・準新作クラスの人気作品を並べていました。迫力があり「壁面で儲ける」という戦略が明らかでした。またそこには人気作ながら明らかにリリースから1年以上経た作品も新作と一緒に並んでおり、お客様と一緒に人気作品を大事にしている米国の店員さんたちの心意気をも感じたものでした。日本でも最近は大きなスペースに新作と準新作を一か所に並べる店が増えているようです。後述する「お客様にとって準新作はまだ観ていない新作」という考え方にも合った合理的な対応といえるでしょう。

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