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コラム

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2018.8

Vol.236(2/3)

【著者:おすぎ】

「オーシャンズ8」
「判決、ふたつの希望」
「オーケストラ・クラス」
「輝ける人生」

考えることの多さに気付かされる作品「判決、ふたつの希望」

もう一本、是非見て欲しいのが、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンだったレバノン出身ジアド・ドゥエイリ監督作品「判決、ふたつの希望」です。

レバノンの首都ベイルート。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人の現場監督ヤーセル(カメル・エル=バシャ)と、キリスト教徒のレバノン人男性トニー(アデル・カラム)が、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。この時、ヤーセルがフト漏らした悪態(「クズ野郎」)はトニーの猛烈な怒りを買い、一方ヤーセルもまたトニーのタブーに触れた一言(「お前らはろくでなしだ。人に謝罪すらできないから評判が悪い…シャロンに抹殺されていればよかった」)が最大の侮辱だった…。たかだか現場で起きたふたりの諍いが法廷に持ち込まれることになった。双方の弁護士は父と娘という関係、果たして判決は…。

マロン派キリスト教徒のレバノン人とスンニ派ムスリムのパレスチナ人難民、属性として典型的な対立を持つふたり、両者間で発生した暴力。法廷で暴力の解釈が両者によって違うのを観る者に投げかけ、両者の内戦の記憶を明るみに引きずり出し、いかなる決着が可能なのか、さらに問いかける問題作であります。

民族紛争の無い日本で、この映画の本質を見きわめる、というのは非常に難しいことでありますが、本作を見て、考えることの多さに気がつくはずであります。是非…。

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