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コラム

2018.8

【著者:村松 行人】

コンテンツ大競争時代が来た
⑥根強い存在感を発揮するパッケージ(1/5)

米国でもパッケージ(DVD・BD)市場は健在

米国のコンテンツ市場というと、どうしてもデジタル・メディアや映像配信関連の情報ばかりでDVDやBD等パッケージ・メディアの情報が極端に不足しています。

その米国では、しばらく前からパッケージはPhysical mediaと呼ばれるようになり、日本でも直訳して「物理媒体」「物理メディア」?等という妙な呼称が使われはじめ少し戸惑っています。映像配信サービス等をDigital mediaと呼ぶのに対応してパッケージはPhysicalなのでしょうか。言うまでもなく、DVDもBDも立派なデジタル・メディアです。映像配信のみをデジタルと呼び、ことさらパッケージをPhysicalと呼ぶ米国の意図がよく理解できません。

それはさておき、米国の業界誌Media Play NewsにThe NPD Groupが2018年1月から2月にかけて実施した米国の消費者の映像コンテンツ市場の利用状況の実態調査結果が紹介されていました。調査は2015年頃より毎年実施していたようですが、何よりも米国のパッケージ市場が健在なことがよく分かる貴重なデータです。(NPD Past 12 months Video Transactional Exclusive Behavior)

調査では、積極的に映像コンテンツを購入したりレンタルしているヘビーなユーザーの半数強(51%)が過去にデジタルでコンテンツを購入した経験がある事を明らかにしています。こうしたデジタル経験者数の増加は前年比7%アップと顕著です。

一方、市場全体から見ると映像コンテンツをデジタル配信のみで購入(ダウンロード)又はレンタル(ストリーミング)している消費者は全体の18%程度。この層の前年増加率は4%で、そんなに増えてはいません。映像をパッケージと映像配信の両方で購入した消費者は33%。まだ全体の半数近く(48%)はパッケージのみを購入していてデジタル購入には関心が全くないようです。

つまり、現在のデジタル配信市場をけん引しているのは、3ヵ月以内に4回以上コンテンツをデジタル購入するような熱心なユーザー層で、そうした人はデジタル購入者の三人に一人程度だそうです。また彼らの購入額が総売上に占める割合は全体の69%程度といいます。

注目すべきはNPDのSVP、Ricardo Solar氏のコメントです。「コンテンツをデジタルで購入する消費者は増加傾向にあるものの、消費者の圧倒的な部分(86%)はまだまだパッケージのみを購入し続けている」とパッケージの根強さを語っています。

これが米国映像コンテンツ市場の現実の姿なのでしょう。Redbox On Demand等の廉価なストリーミング映像配信が普及して来ましたが、全米に設置されている4万台以上あるキオスク(自動レンタル機)は健在。当然、米国にもネット環境が身近にない人や映像配信になじまない人も少なくないでしょうから米国でもパッケージ市場はまだまだ健在、そう簡単に消滅することはなさそうです。

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