CDVJショップコンテスト2012 主催：日本コンパク
トディスク・ビデオレンタル商業組合（CDV-JAPAN）応募期間　2012年10月1日～2012年11月31日

ファレノ　十日市場店

グランプリ受賞の喜びの弁

株式会社ヤタ企画
ファレノ十日市場店　統括マネージャー　石村幸司氏

この度は、大変誉り高き賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
私たちが店舗STAFFと共に「映画」や「音楽」「コミック」という「作品」を介して、お客様と接しコミュニケーションを図り、日々営業活動に勤しんだ成果を、このような形で評価して頂いたことはショップ冥利に尽きるの一言であり、これも一重に、毎日売場を作り込み、笑顔でお客様に接してくれているSTAFFの努力の賜物であります。我々の店舗を選考して下さったことに感謝致すと共に、自店の全STAFFにも感謝の気持ちで一杯です。
今、私たちがやらねばならない事は、単にコストを削減し、何もしないことでは決してなく、かといって採算度外視のプロモーションでもなく、限られた経営資源の中から、「金かけず、手間もかけず、最小限のスペースで、最大限の告知効果を」をモットーに「こんな素敵な作品があるんですよ！」「こんなにおもしろい作品があるんですよ！」という提案を欠かすことなく行い続け、他のメディアでは成し得ない「セレンディピティの提供」をすることこそ我々リアルショップの存在意義であると従業員一同再確認し、毎日のルーティーン・ワークにより一層励んでおります。｢わざわざ出向くに値する店｣と思って頂けることを目指して、これからも粉骨砕身、精進させていただきます！
この度は、本当にありがとうございました！

総評

非常に厳しい業界環境の中で行われた2012年のショップコンテストであるが、前回を上回る応募を得たという意味では、店作りを競うイベントの意味は決して失われていないことを再確認することが出来た。そうした中で、ディスプレイの技術を競うというよりも、「店作り」そのものをみてもらおう、自分のお店で一番良いところをアピールしてもらおうという主催者の意図は徐々に浸透してきたと言える。作品そのもののプロモーションがベースにあることには違いないが、その背景にあるコーナー作りへの思いや意図など、現場ならではの視点を明確にコメントで寄せる例も少なくなかった。また、フェイスブックやツィッターなど、ともすれば遠ざけがちなネット系メディアを活用した店頭プロモーションでの応募が出てきたことも今年の特徴の一つであり、それらＳＮＳを活用した事例はますます増えるに違いない。今後も、それぞれのショップが独自のセレクトをする、遊び心を加えるなど、その店やスタッフならではの企画意図を明確に掘り下げるディスカッションを継続することが必要だろう。そうしたコンセプトをきちんと実践している店舗が上位での入賞作品であり、それら優良店の情報をシェアすることで、更なるレベルアップに繋げていきたいものである。

応募店舗数

548店（昨年比＋20店）