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2019.1

【著者:村松 行人】

パッケージのサバイバル戦略
①頑張る米国のレンタル・チェーン(1/4)

加速しているBD~UHDBDへのシフト

パッケージから映像配信へと映像産業の軸足が推移する中で、未だにBD再生機器の売れ行は悪くありません。JEITA(電子情報技術産業協会)のデータによれば昨年1月~10月のBDデッキ(レコーダー&プレイヤー)の国内出荷実績は約200万台、前年同期比104%と堅調で、年末までには250万台以上との予測です。データのある2008年以降の累計販売台数は3,600万台以上。ピーク時の2011年の680万台には比べようもありませんが、未だに年間250万台以上売れているということは、BDデッキというパッケージ映像再生装置がまだまだ「現役」であるという証拠ではないでしょうか。それだけでなく国内販売台数が700万台を超えたというPS4をはじめ各社のゲーム機にもBD映像再生機能があることはご存知の通りです。

当初BDはソニーVS東芝の規格争いの混乱でDVDからのシフトが遅れましたが、ようやくここへ来て日米両市場に本格的なBD時代到来の兆しが明らかになって来ました。

米国では昨年に初めてBDソフトの売上高がDVDソフトの売上を上回るデータが出ました。NPD VideoScanの調査では11月の米国の映像ディスクのフォーマット別売上シェアはBD→53.5%、DVD→39.9%、UHD-BD→6.5%とBD時代の到来を告げていますが背後からは次世代フォーマットのUHD-BDが迫っています。

そのUHD-BDの普及と連動しているのが2018年中にも世界出荷台数が1億台を超えるという4K UHDテレビの急激な普及です。今年、日本では約200万台の4Kテレビが出荷され、累計台数は約530万台となりました。米国では今年400万台、累計では4,200万台以上(世帯普及率33.3%)と普及が加速、背景には大幅な値下りと人々の大型画面でNetflixなどのSVODストリーミングを観たいというニーズの高まりがあるようです。

Netflixその他のSVODストリーミング各社も4K映像コンテンツの配信には力を入れていますが、新作映画はもともと彼らに最も不足しているコンテンツですから米国の人々が新作映画のUHD-BDを求めてレンタル店やパッケージ売場に走る気持ちも理解できます。

NPD Groupなどのデータでも配信ユーザーの大部分(86%)が依然として映像をパッケージで購入しているようです。逆に自動レンタル機RedBoxのユーザーの58%がNetflixの加入者であるというデータもあるようです。

当然のことながら米国の人々も①劇場、テレビ、パッケージ、映像配信と様々なメディアを利用して②リビングの大型TVからスマートフォンまでの各種のデバイスで③映画やTVドラマ、アニメやゲーム等様々なコンテンツを楽しんでいるのでしょう。こうした映像市場のマルチな多様化時代が実現しつつあるのでしょう。

レンタルはネットになじまないマイナーな人達だけの時代遅れのメディア、といった見方ではこの先の映像市場は理解不可能です。

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