|
デジタル・トレンド
|
2009.09 No.306
【著者:高野 雅晴】
いよいよBlu-rayが本格普及へ、低価格プレーヤ登場で市場拡大に拍車(3/3)
ネット接続はもはや当たり前に
Blu-ray対応機器の特徴
BDとDVDの最も大きな違いは画質にあるが、BDの仕様に「BD-Live」と呼ばれるネットワーク対応機能を備えている点も異なっている。BD-Liveの機能を使えばインターネット経由で各種データを取得し、メモリカードやHDDなどの外部記憶装置に蓄えることができ、購入者特典として動画や音声を提供するなど付加サービスを実現できる。たとえば、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが10月に発売する映画「天使と悪魔」のBlu-ray Disc版では「シネチャット」という機能が採用されている。シネチャットとは、BF-Liveの機能を使って映画を視聴しながらテレビのスクリーン上で友人とチャットできるというものだ。
こうした機能はPS3だけでなく、低価格のBDプレーヤでもネットワーク機能を備え、BD-Liveに対応している。さらにBD-Live対応だけでなく、パナソニックの製品のように動画共有サイトのYouTube再生機能を搭載する機種もある。東芝はHD-DVDから撤退する際に、ディスク媒体ではなく、その先の世代のネットワークによるサービスを目指すとしていたが、BDが真価を発揮するのは、ディスク媒体のビジネスとネットワークビジネス時代を仲立ちするハイブリッドなビジネスモデルをいかに確立できるかにあるともいえる。東芝には、PS3以上のインパクトを与えるBD製品を市場に投入し、結果的に同社が目指してきたネットワークを前提とした映像ビジネスモデルを確立して欲しいものである。
【高野 雅晴】
(株)ビットメディア 代表取締役社長
http://www.bitmedia.co.jp
デジタル・トレンド 最近のバックナンバー
- 台頭するクラウドコンピューティングとレンタルビジネス(2009年8月)
- 電子マネー利用が拡大、レンタルビジネスにも波及へ(2009年7月)
- 無線LANと携帯電話の融合がコンテンツサービスの進化を加速(2009年6月)
過去一年分のバックナンバーをご覧頂けます。
バックナンバー アーカイブへ










