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デジタル・トレンド
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2009.10 No.307
【著者:高野 雅晴】
携帯音楽プレーヤ市場でソニー躍進、アップルとのシェア争いが加熱(1/3)
携帯音楽プレーヤの代名詞は、アップルの「iPod」。ここ数年はつねにシェアはトップ、明確なライバルも存在しない圧倒的な存在。こうしたアップル一人勝ちの市場についに変化が起こった。カセットテープ時代に「ウォークマン」を発明し、ヘッドホンステレオのマーケットを切り開いたソニーが2009年8月末、ついにアップルのシェアを逆転したのである。
調査会社のBCNによれば、2009年8月最終週(8月24日~30日)の「BCNランキング」で携帯オーディオのメーカ別販売台数シェアを集計したところ、ソニーが43.0%で1位を獲得。アップルは42.1%で僅差の2位にとどまった。これにより、2005年1月第2週以来、約4年8カ月に渡ってアップルが守ってきた携帯オーディオの週次シェア連続1位記録が241週で途切れたことになるという。
新機種発売で再逆転、ソニーも10月に投入へ
BCNの統計によれば、アップルは、初代iPod nanoを発売した直後の2005年11月、携帯オーディオ市場で6割弱のシェアを獲得した。一方、当時のソニーのシェアはわずか1割弱で、大きな差がついていたという。
これに対して2009年8月の最終週では、カラーバリエーションを合算した製品単体のランキング1位はiPod nanoの8GBモデルでシェアも21.7%とダントツだった。ただし、2位と3位、6位から9位はソニーの製品が占め、製品ランキングの上位で両社が拮抗する形となったのである。
さらに翌週(8月31日~9月6日)は、ソニーが47.4%、アップルが37.1%と10.3ポイントと両社の差は拡大した。ただ、アップルが9月10日にビデオカメラ搭載したiPod nanoを始めとするiPodシリーズの新製品を発売すると、両社のシェアは再び逆転。アップルが58.0%、ソニーが32.1%と、25.9ポイントの大差がついた。
ソニーにも巻き返しの一手が控えている。同社は9月16日に10月10日から順次発売する新製品を発表、急遽予定を変更してハワード・ストリンガー会長兼社長CEOが発表会に登壇し、ホームグラウンドである日本で勝つことがソニーのさらなる成功につながると力説したという。











