
2010.05
第16回 全国名物店員訪問記(1/3)
【著者:行 達也】

店長の森さん
PET SOUNDS RECORD
店長 森 勉さん
〒142-0062
東京都品川区小山3-27-3 1F
営業時間:11時~22時頃
定休日:年中無休
TEL:03-3787-0818
FAX:03-3782-1691
URL:http://www.petsounds.co.jp
MAIL:
今回お邪魔したのは東京は武蔵小山にあるペットサウンズさんです。武蔵小山は都心から程近い閑静な住宅街と小さな商店街が混在するいい感じの街です。ペットサウンズさんはこの武蔵小山の駅前にある小さなCDショップで、以前から自分の好きな作品をプッシュされていたので、ずっと気になってたのですが、ようやく伺うことができました。来年は独立されてから30周年というキャリアを持つ店長の森さんにお話を伺って来ました。
-最初から個人店だったのですか?
「いや、レコード会社に勤めたいとか、音楽に関わる仕事をしたいっていうのは漠然とあって、友達がレコード会社受けてああだったこうだった、って話を聞くたびに、なんかちょっと違うなと思って、一番、お客さんに近い立場のところって何なんだろう?って思うとお店なんですよね。自分でできればいいなということで、まずはどこかのお店に勤めなきゃと思ったのが最初ですね。
僕は、やる才能はないと思っていたので、ライブやレコードを聴く側に回ってて。林立夫と小原礼が中学のときからバンドをやってたのを見に行ったり(同級生だったんですって!)。当時からうまかったですよね、オリジナルとかもつくってて。それもよかったですけど、カバーのアレンジなんかがシャレてたり。1966年とか、1967年、1968年、中学高校の時代ですね。ビートルズとかベンチャーズとかの時代。林なんかは、お兄ちゃんがやってたっていうのが始まりだったみたいですけどね。小学生のときに家に遊びに行くとドラムセットがあったりする。でも、子どもなのでわからないじゃないですか、何なのって感じで。それなりに裕福じゃないと楽器とか買えない時代でしたからね。
そんなことがあって、音楽はずーっと好きだったので、彼らはミュージシャンだけど、自分は紹介する側。20代のときは、いろんなお店で勉強させてもらいました」
-それから独立されたワケですね?
「ご存じだと思いますけど、お店を始めるには、まず在庫を持たないといけない仕事なんで。喫茶店とかなら内装だけやって仕入れとかいらないですけど。俗に一坪100万円っていわれますからね。だから、10坪あると1000万かかってしまうという、そういう業界ですから。資金は少し貯めて、あとは借金ですよね。
独立したのは、81年ですから、レコード業界としてもいい時代で、大滝詠一さんの「ロングバケーション」が出た年でもありますし、達郎さんも前年「フォー・ユー」でブレイクして、一般的には 寺尾あきらの「ルビーの指輪」が大ヒットした年なので。洋楽も、ベストヒットUSAとかの番組で、デビットボウイの「レッツダンス」とかスティックスとかスーパートランプとかそういうのが売れていた時代でした。まだ全然CDの影はなくて、レコードとカセット。武蔵小山って土地は、わりとスナックが多かったんで、メーカーの人から「カラオケを扱いなさい」って言われて、8トラのガチャンって入れるのも扱ったりしましたね」
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