2010.05
【著者:高野 雅晴】
ネットでラジオ時代に現実味、
「IPサイマルラジオ」の試験配信が人気に(1/3)
ちょうど1年前、「ラジオは電波で受信するのではなく、ネットでアクセスが当たり前になるのか」というタイトルの記事を筆者は本コラムに掲載した。記事の趣旨は、当時のラジオ聴取スタイルに関するアンケート調査結果を踏まえ、パソコンや携帯電話を対象としたネットによるラジオサービスの可能性を指摘するものだった。
1年たった今、その予測の確度は高まったと思っている。それは2010年3月にスタートした「IPサイマルラジオ」実用化試験配信の「Radiko.jp」が好評であり、また自作アプリが出回ったことなども含め、様々な要望がユーザから寄せられる状況が生まれているからだ。
在京・在阪の主要局がパソコンで聞ける
Radiko.jpのサービス概要は以下の通りである。同サービスは、IPサイマルラジオ協議会による「IP(InternetProtocol)サイマルラジオ」の実用化試験配信として実施されている。同協議会によれば、このサービスの特徴は、「独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービス」であり、主にパソコンを対象としてサービスが実施されることである。
関東地区における配信地域は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県であり、参加放送局は、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYOFM、J-WAVEである。関西地区の配信地域は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県で、参加局は朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FMCOCOLO、FM802、FMOSAKAである。
試験配信期間は2010年3月15日~2010年8月31日としているが、試験配信終了後に直ちに実用化することを目指しているという。











