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レンタルと著作権

2010.05

【著者:村松 行人】

レンタル店生残りへの差別化戦略(4)
いかに低料金競合店と戦うか(3/3)

ポイントはいかにお客様に支持されるか

競合店に対抗する料金サービスで値下げした分売上が減ってしまうのでは意味がありません。ポイントはお客様に支持される(喜んで頂ける)サービスか、さらにそのサービスで従来以上の貸出数を確保することができるかどうかです。客単価が確保できるサービスであること、新作、準新作の高回転にもプラスになるサービスであることも考慮しなくてはなりません。

前項の5枚1000円は、お客様にとっては新作も含め1枚単価200円で借りられる、というメリットがあり、店側では客単価1000円が確保出来ます。新作、準新作もOKとするのがお客様の支持率を高めるポイントです。

は明らかにゲオ対策のようです。ゲオよりも単価を安くしてレンタル期間を短縮し、ますます値段にシビアになっている客様がどちらの店に行くか、に勝負を賭けた戦略です。

は新作料金をゲオに合わせた戦略、ヘビー・ユーザーの囲い込みを狙っています。レンタル単価が同一で分かりやすく、全ての作品をリーズナブルな料金で提供することでお客様の店離れに歯止めをかける効果もあると思います。

は280円という低目の料金をベースとして弾力的かつキメ細かに旧作やTVドラマ等の半額セールを展開しでお客様を刺激して店に引き付けるのが狙いです。

蔦屋チェーンが実施してお客様にも好評なTVドラマ等のシリーズ第1巻100円セールは独立店でももっと導入しても良いサービスではないでしょうか。第1巻を100円にして2巻と3巻(あるいは2~4巻を)ゴムバンドでくくり特別サービス料金でまとめ貸しします。旧作で内容に自信のある作品なら第1巻を無料提供!という手もあるでしょう。

色々なサービスと複合的に実施する月1回程度の100円デ―はやるからには旧作だけでなくゲオとの対抗上思い切って新作と準新作も100円にした方が効果があると思います。

蔦屋でもゲオでもあまりやらない「新作も一週間OKです!」というサービスは差別化戦略としては面白いかもしれませんが果たして費用対効果からみて得策でしょうか、またお客様にとってどれだけ嬉しいサービスなのか疑問が残ります。

のポイントは新作は3枚借りるとゲオよりも安くなる、少なくとも同等になるような料金設定にすることです。

家電メーカーが前倒しで3Dテレビの発売を速めています、韓国その他世界のメーカーとのグローバルな戦いです。3Dと間近に迫った地デジがBDシフトを加速しています。レンタル業界に不毛な低料金戦争などしている時間などないことを自覚すべきです。

【村松 行人】
田辺経営(株)、教育出版(株)を経て現代教育企画設立。
1986年、ビデオショップ経営研究会を主催。
全国550余のビデオレンタル店の経営診断・主導をしている。
衛星放送・スカイパーフェクトTV Eチャンネル番組審議委員長。

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