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コラム

2010.03

Vol.135(3/4)

【著者:おすぎ】

「しあわせの隠れ場所」、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、「ハート・ロッカー」、「NINE」

観客を戦場の目撃者にしてしまう「ハート・ロッカー」

あとふたつは春の大作であり、話題作でもあります。まず一本目は、キャスリン・ビグローという女性監督が作ったイラクの爆発物処理班の兵士たちの活躍を描いた「ハート・ロッカー」であります。オープニングから、遠隔操作で動くロボットを使って、テロリストたちが仕掛けた爆弾を処理するために出動した、ブラボー隊の緊迫した処理現場を見せてくれます。椅子に坐って気軽な気持でスクリーンを見ている観客を、20分くらいの間に戦場の目撃者にしてしまう、この映像。ある偶然があって、軍曹がすっ飛ばされてしまいます。その軍曹を演じているのが〝ガイ・ピアース〟と気がつくのは、エンドのクレジットを見てからでした。

映画の中盤で、レイフ・ファインズも出てきますが、彼もあっけなく死亡。砂漠の真ン中で望遠レンズをつけたライフルで、テロリストが隠れている倉庫のような建て物を、時間をかけて討ちとっていく様の張りつめたサスペンスに息も出来なくなります。新しい軍曹がブラボー隊に着任します。ウィリアム・ジェームズ軍曹(ジェレミー・レナー)の活躍を肝に銘じて見るべき映画です。〝戦争〟というのは、まったく…、やはり、今すぐやめるべきだ、と思わせてくれる秀作です。

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