2010.03
【著者:行 達也】
「CDショップ大賞はCDショップを救うのか?」(2/2)
結局、このCDショップ大賞というのが、ごく一部の人たちだけで盛り上がっていて、端末である店にまで行き届いていないという現実を見せつけられた結果となりました。いくら実行委員会でメーカーに交渉したところで、最終的に店がオーダーしないのであれば、メーカーにしてみれば「せっかく返品の余地を残したのに、そもそも置いてくれないのでは」と意気消沈するに違いありません。
だからといって何もかも諦めてしまっては、これまでの努力が水の泡どころか、「やっぱりショップじゃ何にもできないんだね」というレッテルを貼られることになるでしょう。我々はまず、お店の理解を得ることから始めなくてはいけないのかもしれません。本当の意味で店が積極的にこの企画に参加してもらった上で、メーカーの協力を仰ぐような形にしなければ、今回でこの賞は終わらないとも限りません。
地方賞はそれぞれの地域ごとにショップが、まだ浮上してないアーティストを紹介することで、「さすがCDショップは情報が早いな」と認知させるのにもっとも効果的であると思います。なので、次回のCDショップ大賞では、本選にシードさせるぐらいの扱いにする予定です(予定ですが)。そのためにも、まず状況を整えて、この賞が一過性のモノでなく、ここからショップのステイタスを上げるつもりの勢いで臨みたいところです。
【行 達也】
1968年大阪生まれ。長年勤続したタワーレコードを退職後
2004年東京下北沢にmona records(モナレコード)を開店。
CDショップにカフェ、ライブスペースを併設した小さな音楽総合施設を目指す。
http://www.mona-records.com
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