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レンタルと著作権

2011.06

【著者:村松 行人】

レンタル市場のサバイバル
(2)低料金市場を生き残る知恵(1/5)

お客様のレンタル店への熱い支持に応えよう

震災から3ヶ月近くが過ぎ、ゴールデンウイークの動向を踏まえて個人消費活動の回復が待たれていたのですが内閣府の消費動向調査では消費者心理はまだまだかなり冷え込んでいるようです。

食糧やガソリン等の生活必需品の高価格化に加え放射能汚染の風評被害までが加わって消費の沈静化は避けられず、当分回復しそうにありません。

しかしレンタル市場について考えれば今回の大震災は悪いことばかりではなかった、といえるかもしれません。

水でも、食物でも、一枚の毛布でもない「映画や映像」が生きる上でどんなに大切か、そしてパッケージ、特にレンタルがそれを視聴するのに最も身近な手段であることを、お客様もまた私たちも改めて確信することが出来ました。幸いなことにレンタル店にはあの厄災の日、3月11日当日から沢山のお客様が殺到しました、3月を過ぎ4月、さらにはGWと、客足は好調です。

パナソニックがGW後に実施した「録画機のデジタル化」に関する意識調査ではゴールデンウィークの過ごし方として、「家で過ごす時間が多かった」という回答が80.6%と非常に多く、次いで「ショッピングに出かけた」という回答が36.5%という結果だったといいます。震災前と比べると「巣ごもり」の傾向が顕著です、殆どの日本人が大型レジャーに浮かれる心境にはなれないのでしょう、そうした中でビールの家庭内消費が前年比で11%も伸びた、といったデータもあります。このトレンドは当分続くと思います。

反面、最も頭が痛い問題はレンタル料金の低価格化の定着です。

震災後消費者の生活スタイルが大きく変化しているようです。トレンドは節約、節電、安全の3つ、無駄をしないで、必要なものだけにお金を使う、といったことでもあります。消費は回復傾向にあるものの宝石や高級時計等の高額商品、海外旅行の売れ行きは2桁ダウン、LED電球が売れているといいます。そうした中ですっかり定着してしまったのが消費者の低価格指向、レンタルだけでなく商品全てが安くないと売れない時代が来ているようです。

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