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TALKへ行きたい ~全国名物店員訪問記~

2009.06 No.303

第7回 全国名物店員訪問記(2/2)

【著者:行 達也】

そういえば、以前ウチの店にもHOOK UP RECORDSでCDを作ってもらったっていうアーティストが売り込みに来てました。って感心していると、また別のミュージシャンが「吉見さーん、焼かしてくださーい」ってフラーっと現れました。店長も「ええよ、使い方わかるやろ?適当にやっといて」とまあ、適当な会話。CD-Rを一気に何十枚も焼けるデュプリケーターを設置していて、CDをプレスするほどお金のないアーティストはここで大量にCD-Rを焼いて売り物にするという寸法。これももちろん有料。安いけど。なるほどなるほど。確かに1枚1000円そこそこのインディーズのCDの販売だけだと商売にはならないけど、こういうサービスで採算取ってるんですね。

ここの店長、なんとほぼ毎日、そういったアマチュア・ミュージシャンたちのライヴを観に行ってるんだそうで、しかもライヴ終了後にはその人たちに、どこが良かったとか悪かったとか感想を言ってあげているようです。もはやライヴハウスのブッキングマネージャーみたいですね。んでもって、そんなところからアーティストたちと交流を始めて、店に還元しているという、なかなか新しいビジネススタイルだと思います。

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インディーズの自主盤だとネット端末で試聴できないことも多いから大容量試聴機!

でも、そんなペースでやってたら在庫するタイトル数もハンパじゃなく増えそうですよね。と思ったら「CDの委託販売の依頼って、結構来るんですけど、まず最初にライヴ観せてもらうんですよ。その上で置くか置かないか決める。1回観て、すぐ取り扱いさせてもらうモノもあれば、5回観てもまだ置いてない人もいますからね」となかなかハードルは高いようです。でもそんなこだわりが店の信用にも繋がっているんでしょうね。

こだわりのミュージシャンの作品ばかり置くから、ユーザーも安心して買える。まったく理想とするところであります。後輩なのに、勉強させてもらいました!!(泣)

【行 達也】
1968年大阪生まれ。長年勤続したタワーレコードを退職後
2004年東京下北沢にmona records(モナレコード)を開店。
CDショップにカフェ、ライブスペースを併設した小さな音楽総合施設を目指す。
http://www.mona-records.com

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