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デジタル・トレンド
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2009.06 No.303
【著者:高野 雅晴】
無線LANと携帯電話の融合がコンテンツサービスの進化を加速(2/2)
携帯電話をアクセスポイントに
今回、NTTドコモのNEC端末にはさらに興味深い機能が搭載されている。それは携帯電話端末を無線LANのアクセスポイントとして利用できる機能である。この機能をオンにすると、ニンテンドーDSやPSPなど無線LANに対応した携帯型ゲーム機を携帯電話端末経由でインターネットに接続できるようになる。つまり、携帯電話をモデム代わりに使い、物理的に携帯電話と携帯ゲーム機を接続しなくても、インターネットに接続できることを意味する。通信速度は数Mbpsの携帯電話網のアクセス速度にとどまるものの、携帯電話圏内であれば、携帯ゲーム機からどこでもインターネットアクセスできるようになる。
もちろん、無線LANアクセスポイントとしての接続先は携帯ゲーム機に限らず、ノートパソコンでもかまわない。さらにiPhoneを持ちたいが、携帯電話会社をNTTドコモからソフトバンクに変えたくないというユーザであれば、このNEC端末とiPodTouchを組み合わせれば、ほぼ望みの環境を手にいられることになる。
無線LAN機能を搭載した携帯電話端末は機種が一部メーカに限定されるなど、まだまだ目立たない存在かもしれない。ただし、ダウンロード/アップロードが高速にできる、さらに携帯型ゲーム機をはじめ、さまざまな機器のアクセスポイントにもなるというユーザメリットが浸透してくれば、搭載端末は着実に増えてくるだろう。
そうなると、携帯電話と無線LANの組み合わせによってこれまで以上に携帯電話端末のインターネットアクセス高速化とインターネットアクセス環境のユビキタス化が実質的に加速してゆくことになる。大容量動画配信や写真高速アップロード、どこでもネット対戦など、こうした環境を前提としたコンテンツサービスの充実を期待したい。
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