2010.01
【著者:村松 行人】
どうなる?大不況下の可能性を探る
2010年のレンタル市場予測(1/5)
先行きの見えないデフレ不況、雇用不安、レンタル市場内部の問題としては昨年来の売上低迷、深刻な料金競争や大手と独立系の仕入価格格差、ネット・レンタルや自動レンタル機等の新興ライバル、迫りくる映像配信メディアの足音等々、どちらを向いても問題山積で明るい展望は見当たりません。
しかし、レンタル市場の先行きに希望はないのかといえば決してそんなことはありません。混迷する状況も冷静に分析すれば他の業態に比べればレンタル市場がまだまだ健全であり、将来的にも大きな可能性があることが理解できると思います。
お客様ニーズは健在、レンタル離れは起きていない
昨秋発表されたJVAのレンタル店実態調査では昨年のレンタル売上平均が前年比91%と大きく落ち込んだと報告されました。レンタル売上が前年同月比を割り込んだのは実態調査が始まって以来の事でありショックでしたがその原因はレンタル単価の大幅な値下がりと景気要因であることは明らかです。昨年のDVDの貸出総枚数はVHSとBDまで加えた総数で前年比-4%弱、また店舗当たりの会員数平均も前年比-2.5%程度と、この大不況下ですからレンタル・ニーズがそんなに後退しているとは考えられません。
ますます多くの若者の関心が携帯やネット(動画投稿サイト等)に向くようになりつつある中でのレンタルの健闘ぶりはパッケージ・レンタルの根強さの証明だと思います。
ご存じの通りレンタル商材は映画中心から内外のTVドラマやアニメ、バラエティ等、幅広いジャンルが好まれるようになり、会員の年齢構成も20歳代、30歳代、40歳代、50歳代がほぼ同数、若者中心だったVHS時代と違いゴールデンエイジと呼ばれる中高年層までを含む幅広い世代に広がりつつあります。韓流や海外TVドラマの人気で女性会員が増加し、特に大型店では男女の会員比率が55:45程度までになっていていることも見逃せません。











