2010.01
【著者:行 達也】
「第2回CDショップ大賞発表間近!」(2/2)
んで、こういう賞をやってるとちょっとカウンターっぽい色が付くんですけど、決してそういう意図ではなくて、レコード会社が提案してくる作品の内で“売りやすいモノ”はマスメディアにまかせて、“簡単には売れないけど良いモノ”はショップの細やかなプッシュで売って行きましょうという意味なんです。
もはやレコード会社だけに依存してるようでは我々の未来はありません。だから、本当の意味でレコード会社と協力しながらやっていく必要があります。なんでここをそんなに強調するかといいますと、未だに勘違いしてるショップの店員がいるからです。“仕入れてやってんだぞ”っていう。
確かにレコード会社にとってCD屋は仕入れてくれるお客様です。でも極端な話、他の業種だと、まあ例えばCDプレイヤーの販売だとすると、いろんなメーカーから同等のスペックの商品が多種発売されていて、仕入れる側は選んでいいから多少強気出れるところもあるんだけど、CDで言うと、Aという作品はBというレコード会社からしか仕入れることができないんだから、ショップがあんまり強気に出てると後で痛い目に合うことになると思いますけどね。
っていうか、すでに今の時点で勘違いしてる店はわかってる店に比べて実はいろんな意味で損してると思いますよ。だってメーカーだって人の子ですからね。かく言う自分も若い頃は相当強気に出てたおかげで、嫌われてましたが(笑)。そもそもレコード会社がなかったら自分たちの商売が成り立たないってことを理解しないとダメですよね。
まあ、話がそれましたが、そういうことでレコード会社のみなさんとレンタルのショップのみなさんとも協力しながらこの賞を盛り上げていければいいと思います。ちなみに自分の店は一切のメディアに頼ることなく自立できないものか?と模索しているところであります。レコード会社に対して強気でありたいがために(それはウソ)。
【行 達也】
1968年大阪生まれ。長年勤続したタワーレコードを退職後
2004年東京下北沢にmona records(モナレコード)を開店。
CDショップにカフェ、ライブスペースを併設した小さな音楽総合施設を目指す。
http://www.mona-records.com
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