2010.06
【著者:高野 雅晴】
Google TV登場、米国IT企業のマルチデバイス戦略が加速(3/3)
Appleが開拓、Googleが拡大するのか
かつてAppleはマイクロソフトのR&D部門と表現されたことがあった。それはAppleが開拓したパソコン向けの機能やユーザインタフェースをマイクロソフトがマネして取り込み、市場を拡大していったことを揶揄したものだった。
ここ数年、Appleは時代を切り開くイノベータであると同時に、プラットフォームを確保することで簡単には後追いされない強さを兼ね備えるようになった。ただし、Apple TVについては大きな成功を収めているとは言い難い。今回のGoogle TVがオープン性を武器にマルチデバイス競争にどんなインパクトを与えるのか、たいへん興味深い。さらにそのパートナーとなった日本のイノベータ企業でもあり、コンテンツホルダでもあるソニーとのコラボレーションによる新市場創出を期待したい。
Googleやソニーがもたついていると、FacebookやTwitterといったソーシャルサービスがさらに新しいビジネスモデルで参入し、主役に躍り出る可能性もあるのだから。
【高野 雅晴】
(株)ビットメディア 代表取締役社長
http://www.bitmedia.co.jp
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