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2017.11

【著者:村松 行人】

パッケージ・可能性への挑戦
⑦映画興行市場の逆襲とパッケージ(1/4)

成功するか劇場のNetflix方式サービス

情報が少し遅れましたが去る8月15日、米国の劇場映画見放題サービス「ムービーパス(Movie Pass)」が月10ドル($9.95)への値下げを発表し話題騒然とのこと、この国の映像市場から目が離せません。

仕掛けたのはサービスと同名のムービーパス社CEOのミッチ・ロウ氏。この人は元Netflixの創業メンバーの一人でRedboxに移籍、Redboxではビッグデータを活用した全米24,000台のキオスクの戦略的個別回転管理システムの開発や食品・雑貨店等の新規分野へのキオスク設置等でこれからの同社の生き残りへの道筋を開いた後、昨年ムービーパス社のCEOに就任したのだとか、言わば米国映像業界の最先端を歩む一人のようです。

それにしても月10ドルとは考えられない安さ。米国の映画館入場料平均は8.9ドルといいます。それがムービーパスなら月10ドルでIMAXと3D上映劇場を除く全米の殆どの映画館(36,000スクリーン)で毎日1本、月31本の映画が見られるサービスですから驚きです。(同サービス詳細は www.businessinsider.com 等で)

一方、早くも業界関係者の間では同社が映画館に会員の入場料を支払い続けることは不可能という見方も多いようです。

ムービーパス社は6年前に創立された企業で、これまでは地域によって金額が多少異なりますが映画見放題の1ヶ月パスが50ドル、3ヶ月契約パス月額40ドル、年間契約パス月額30ドルといった金額で細々とサービスを続けていました。現在の会員数は約2万人といいます。

そのムービーパス社が今年、ビッグデータを扱うNYの情報技術サービス業のヒリオス・アンド・マセソン・アナリティクス社に株式の過半数を売却して同社の傘下に入りました。ムービーパス社は株式売却益を当面の劇場への入場料支払いや活動資金に充てるといいます。ヒリオス&マセソン社の狙いはこれからのムービーパスの会員からの情報がもたらす大きな可能性です。

ヒリオス・アンド・マセソン・アナリティクスのCEO、テッド・ファーンズワースは、会員数2万人では大した効果はないが、それが数百万人まで増えれば、その情報価値は大きな意味をもつ、と語っています。

色々な予告編を見た人が実際にどの映画を見に行ったか、が正確にわかる。
ユーザーを適切にターゲット化して映画をPRすれば、興行収入を目に見えるかたちで押し上げることができる。
映画スタジオがメディア戦略に大金を投じられないような作品でも、公開初日に人々を映画館に送り込むことが可能になる。
会員数が数百万人に到達したとき、当たりか外れかわからないような映画をヒット作に変えることができる。
映画館の売店は利益率が非常に高い、これまでよりポップコーンやソーダをたくさん買う気になるかもしれない。
映画は近隣レストランや外食店とも相性抜群、ムービーパスの会員になれば夜のデートの準備が全て整うようになるだろう。

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