2011.05
【著者:行 達也】
一店員として、というより一人の日本人として思うこと(1/2)
大震災が発生してから1ヶ月以上が経ちますが、現地を映し出す映像は依然としてがれきの山で、とても先の見通しが立てられそうには思えないほどの悲惨さです。まるで戦場です。誰かが言ってましたが、まだ戦場の方がマシだそうです。焼け野原だから、ゼロから始められる。でも、今回のはまず、がれきを撤去するところから始めないといけない。そして中に遺体がとり残されてるかもしれない、など作業を円滑に進めるにはさまざまな難題があるようです。今回、被災された方、そしてそれを助けるために現地で作業をされている方、本当にまだまだたいへんだと思いますが頑張っていただきたいと思います。
そして、一見部外者のように感じてしまう我々はどうするべきか?さまざまな情報を収集して、そこから思考しなければならないのですが、あいにく我々が普段から主として情報を仕入れているテレビなどのマスメディアは東京電力に近いポジション、つまり利権がらみの企業のため、津波や揺れによる居住地域の災害に関してはある程度、事実を報じているのですが、こと原発に関与する報道は政府の意向に沿って隠ぺいだらけです。今回ほどテレビが担っている役割がエンターテイメントだけだったということを痛感したことはありません。「放射能のレベルは直ちに体に影響を及ぼすものではありません」この大本営発表の垂れ流しを何回聞いたでしょうか?このセリフの裏を返せば「将来的に影響を及ぼしますが」であることをテレビの人は誰も言及しません。わかっているのに敢えて。そしてタチの悪いことにテレビだけで育ってきた中高年以上の世代にとって、テレビからの情報はすべてが正しく、そして正義であると信じて止まないのです。
と、国を憂いてるだけでは前へ進まないので、やはり考えなくてはいけません。こんなことになる前から本当は考えなければならなかったのですが、平和ボケしていたようです。自分はこれまで原発に賛成も反対もなかったのですが、安全を掲げる割に地方ばかりに作っている時点で胡散臭いことの理解はしてました。でも、今回の事故(事件ですね)で、東電がこの事故を「想定外だった」と発言した瞬間に、この国のすべての原発を止めなくてはいけないと思いました。想定外すらカバーするほどの安全性が売りだった原発が実は津波以前の揺れですでに破損していたなんて、デマもいいところですよね。ということでこの国のすべての原発は危険なのです。で、推進派の方たちは口を揃えて「原発なくして経済の発展はありえない」とおっしゃる。与謝野経済財務相に至っては「江戸時代に戻るワケにはいかないので」と。









