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デジタル・トレンド
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2009.06 No.303
【著者:高野 雅晴】
無線LANと携帯電話の融合がコンテンツサービスの進化を加速(1/2)
5月は携帯電話端末夏モデルの発表シーズンである。NTTドコモとソフトバンクモバイルは5月19日に、auは5月25日にさまざまな新機種を発表した。今回の夏モデルを総括するなら、ソフトバンクやauが投入する太陽電池搭載型ソーラー端末、タッチパネル搭載機種の増加、NTTドコモがGoogleのAndroid端末を国内で初めて発売、などがトピックだったといえるだろう。
こうした新機種のなかで、長い目でみて大きな可能性を感じさせる機種もあった。それは3社が1機種ずつ発表した無線LAN機能搭載端末である。
ブロードバンド経由で携帯からアクセス
無線LAN機能を搭載した携帯電話端末の典型的な活用方法は、無線LAN経由でブロードバンド通信できる環境では、携帯電話通信網ではなく、ブロードバンド通信を介してインターネット接続するといった使い方である。iPhoneやWindows mobile搭載端末など、いわゆるスマートフォンではこうした使い方は当たり前だが、ガラパゴス端末と揶揄される国内仕様のメジャーラインナップでは、NTTドコモが1年前に投入したNEC端末のみが対応していた。
NTTドコモは端末発売と同時に家庭のブロードバンド環境から無線LAN経由でケータイ・インターネット・コンテンツにアクセスできるサービスを開始した。サービス名称は「ホームU」である。今回の夏モデルからサービスを開始するソフトバンクも同様のサービス「ケータイ無線LAN」を開始する。ホームUの月額利用料は1029円だったが、今年の夏モデル発表を機に490円に値下げされた。同日に発表したソフトバンクも、発表時点ではNTTドコモと同じ1029円とアナウンスしたが、ドコモの値下げに対応して490円で提供することになった。auのサービスは「Wi-Fi WIN」、価格は月額525円である(2011年6月30日までは無料)。なお、NTTドコモとソフトバンクの対応機種はNEC製、auは東芝製である。
NTTドコモのサービスは家庭からのアクセスに限定しているかわりに、IP電話による音声通話にも対応している。一方、ソフトバンクは音声通話には対応していないが、同社の公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」からアクセスすることも可能である。auのサービスも家庭に場所を限定せずにアクセス可能だ。
無線LANを経由してアクセスする一番のメリットは、携帯電話網よりも高速アクセスが可能な点である。ベストエフォートではあるものの、両社ともに54Mbpsの無線LAN仕様に対応している。携帯電話網の10倍程度のスピードが出ることになる。両社ともに動画コンテンツのダウンロードや写真のアップロードがストレスなくできることをアピールしている。










