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2018.1

【著者:行 達也】

2017年を振り返る(2/2)

そして今年ですが、もちろんCDという自分たちにとって最後の砦は押さえつつ、今のご時世で商売する上で何が有効か?について既成概念に囚われないで、新しい取り組みは必須だと考えています。例えばVRやARなどの最新技術をうまく使ったパッケージビジネスも目新しさで勝負するには打ってつけだと思います。そもそも既成のメディアがなぜ既成のメディアとして生き残ってきたか?は“繰り返し何度でも楽しめる点”だと思います。レコードやCD、ビデオやDVDは何度でも再生してきました。現在のiPhoneでの音楽プレーヤーも同様です。上記に挙げたVRやARは目新しさこそあれど、反復して利用するほどの中毒性はなく、その象徴として、配信動画サービスにおいて、4Kへの画質向上は徐々に進みつつある中、3Dはハード、ソフト共に出てきた当初は盛り上がったにもかかわらず、サービスの廃止など衰退しつつあります。劇場だとまた違うのですが、おそらく現時点でコストと需要が見合わないということでしょう。

つまり需要そのものが反復するまでに至ってないということになります。今後のハードの進化で中毒性の高い技術が生まれる可能性は無限ですが、現状は黎明期なので、本当に物珍しさで飛びついてもらうしかないと思っています。ここで反復性が無いということで諦めてしまうと、進化は止まるので、そのうち消費されてしまう「消えモノ」としての覚悟をもってトライしていくことが重要だと考えています。

だからこそ僕は今年、VRやARなどの技術をマネタイズ以前に、どうやってユーザーの生活のサイクルに取り込んでいけるか?ということに注力して考えていきたいなと思っています。当然、技術を開発していくことなんぞ出来るわけないので、あくまでユーザー感覚で、今ある技術でどうやって遊べられるか?ということです。これが案外難しいというか、自分がこの世界に足を踏み入れてから今日まで、ずっとCDで満足してきた世代なので、さあ新しい楽しみ方を考えなさい、と言われてもそう簡単には出てきません。でも、アナログありきのVR、つまりリアルがあってのヴァーチャルなので、根っこのリアルの部分が面白くないとどれだけヴァーチャル技術が工夫に満ち溢れていたとしても面白いコンテンツには成り得ないと思います。この正月休みを使っていろいろ考えてみたいと思います。

【行 達也】
1968年大阪生まれ。長年勤続したタワーレコードを退職後
2004年東京下北沢にmona records(モナレコード)を開店。
CDショップにカフェ、ライブスペースを併設した小さな音楽総合施設を目指す。
http://www.mona-records.com
現在、某CDショップのレーベル部門にて勤務。

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