2010.01
【著者:行 達也】
「第2回CDショップ大賞発表間近!」(1/2)
いよいよ第2回CDショップ大賞の発表(1月21日)が近づいて参りました。
確認の意味で主旨を挙げておきますと、“全国のCDショップの店員が聴かせたい、売りたい作品を投票で選ぶ”というものです。ついでに“日本には過小評価されている音楽が多すぎる!”というスローガンも掲げてます。パッケージ不振が続いている現状を現場からの提案で打破して行こう!みたいな試みです。素敵な企画だなと思って、僕も1回目からチョコチョコとお手伝いをさせてもらってます。
ただ、実行委員会で協議を進めて行く内にいろいろと思うこともあって、今一度CD屋って何よ?って考えなおしてみました。もしかしてレコード会社にとって、ユーザーに届ける過程の一つの段階で、工場から倉庫に運ぶトラックと大して変わらないんじゃないか?って思うことが最近多いんです。って書くとトラックの運転手をバカにしてるみたいに見えるけど、そういう意味じゃなくて、この場合トラックの運転手は乗せてる荷物であるCDの1枚1枚に作品としての感情とか思い入れはないですよね?目的の場所に安全に届けるのがこの人の仕事ですから。
で、CD屋も箱から出して店頭に並べるだけの作業になってるんじゃないかと。「なんだよ、CD屋はちゃんと思いを込めて売ってるんだよ!」って今度はCD屋から石が飛んで来そうですが、果たしてそうなのかな?って思える店なんていっぱいありますよ。レコード会社から送られてきた宣材を飾って、本社から来たPOPを並べて、もしくは資料を丸写ししただけの手書きのPOPだったりとか。まあ、そもそも再販制度で価格競争から逃れられた商売ですから、たばこ屋みたいにテリトリーで成り立ってたんですもんね。いきなり“攻めの姿勢で”なんて言われても酷なのかもしれません。って考えると諸悪の根源が見えなくなってきましたよ。
やっぱり80年代から90年代にかけてネットと携帯文化前夜までの音楽ソフトの盛り上がりが異常だったのかもしれません。かつて自分も籍を置いてましたが、そこに追随した外資系の大型チェーン店がマーケットの拡大を助長したことで、パッケージ産業がもうとんでもないところまで大きくなってしまったのですよね。ただ今後、本来の規模にリサイズされることがあったとしても、リアルショップが成立する可能性は低いワケです。だからこそ生き残る術を探るべく、ショップは前向きに取り組んでいく必要があると思うし、この賞が少しでも役に立てればいいと思います。









