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2018.2

第77回(2/3)

【著者:行 達也】

―すごく正しいなって思います。やっぱり従来の形式に囚われてるレコード会社やレーベルって、例えばラジオだったらもうパワープレイ取ることが目標になっちゃってるとこあると思うんです。本当はパワープレイでも何でもいいんだけど、その曲がたくさんオンエアされて、そのことで認知度が上がったり、CDが売れたりっていうところまで到達して、初めて意味のあることだし、そういうプロモーションの仕方がすべてのアーティストに当てはまるワケではないっていうところも含めて『これだけやったからもういいでしょ?』的なそういう流れってあると思うんです。まあ、実際問題、当事者にしてみればルーティンでやらないといけないことがあまりにも多くて、あともう一工夫っていうのがやりたくてもやれない状況になってしまってるのがそもそもの間違いなんですけどね。あ、なんかグチっぽくなってきた(笑)。ところで最近のサブスクリプション型はどう思われますか?だいぶ浸透してきたイメージなんですが。

「そうですね、Spotifyは比較的耳の早いリスナーにリーチするのに有効なツールだと思っています。ただ、まだリスナー数はまだまだ少ないと思うのでもっとユーザーが増えて欲しいなと思っています。たとえば、国内で最もフォロワーのいるプレイリストってTokyo RisingとTokyo Super Hits!の2つで、それぞれフォロワーは12万人弱くらいなんですけど、どちらもここ半年でフォロワーが2〜6万人くらいしか伸びていないんですよ。あと、割と都市部に集中してしまっている感は拭えないですね。」

―ネットなんて地域性が無いハズなのに(笑)

「ですよね。ただ、50万人ぐらいのフォロワーがいるプレイリストがポコポコ出てくるぐらいの状況にならないと、まだまだインパクトとして薄いかなと思います。あと、やはりフィジカルの発売タイミングと時期をズラすかどうかもアーティストによっては検討すべきだと思ってます。やはり1リスナーの心理として、CDとSpotifyのリリースが一緒だと、CD買いに行かなきゃって思うんですけど、なかなか行く時間もなかったりするとまあとりあえずSpotifyで聴いとくか、ってなって、そのまま聴き続けて、結局CD買わないままになってしまうこともあると思うんです(笑)。だからこそ、戦略によってはCDの発売日とストリーミングの配信日で少し間を空けるようにしないと、CDの購買数に影響してしまうケースもあると思います。あと、配信日をCDの発売日よりも遅らせるという決断は、「CDを買ってくれるリスナーをより大事にしている」というアーティスト側の意思表示にもなると思うので。」

―ですよね(笑)そこは我々レーベルも考えどころなんですね。時代の流れには抗えないので、対応していくべきだし、ストリーミング自体が悪ではないので(笑)。ただ、収益率は低いです。そこもどうにもならない点なんですが。だから今の時点で唯一できる抵抗っていうのが、発売タイミングをズラすっていう、まあちょっとセコいですが(笑)。じゃあ、金野さんもそういうストリーミングの今後の展開は大いに気になるところですね。

「はい、最近Spotifyで話題のAmPm(アムパム)っていう覆面ユニットなんですが、彼らは日本人なんですが、海外での方が有名っていうちょっとした逆転現象になっていて、それがどうしてこんなに海外で話題になったのか?っていうのが気になってかなり調べました。」

―なんで話題になったんですか?

「彼ら自身も戦略的に仕掛けてはいたんです。確実に。メンバーが音楽業界というより、おそらくクリエイティブエージェンシー『PLAY TODAY Inc.』所属の人間で、チャートのアルゴリズムなんかも解析して、このユーザーに向けて発信すればバズるとかいうデータを基にしっかりとした計画で構築されているんだと思います。GitHubでSpotifyのソースコードをチェックしてバイラルチャートに入るための仮説立てをしたり、膨大なフォロワーと影響力を持つプレイリストに狙って自分たちの楽曲を載せたりなど、音楽業界でこれまで行ってきた方法とは異なるアプローチが功を奏したんだと思います。」

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