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2010.02

【著者:千葉 隆弘】

ショップが日本のクラシック文化を支える(2/3)

世界の音楽市場におけるクラシック

ここでクラシックCDについての興味深いデータがあります。(社)日本レコード協会がホームページ内で公表している各種統計のうち「世界の音楽マーケット」の中の一項目として掲載されている「国別クラシックレパートリー占有率(金額)」です。つまり、その国のCD売上全体において、クラシック部門の売上が何パーセントを占めているかを示す数値を国別に比較したデータです。

2004年の時点での比較になりますが、世界で最もクラシックレパートリー占有率の高い国は韓国(14%)となっており、次いでオーストリア(11%)、香港(11%)の順になっています。この順位をご覧になって、ちょっと意外に思われた方も多いのではないでしょうか。「音楽の都・ウィーンを擁するオーストリアは確かに納得が行くけれど、1位は韓国? そして香港が2位?」正直を申し上げると、私自身、韓国や香港の国内事情にあまり詳しくないので、このデータをどう解釈したらよいか、戸惑ってはいるのですが……。

このクラシック占有率ですが、他の先進国ではどうなっているでしょうか。同じく日本レコード協会の資料によれば、2004年時点での世界の主要先進国におけるクラシック占有率はそれぞれ以下のとおりとなっています:

アメリカ 2%
イギリス 6%
ドイツ 6%
フランス 5%
オーストラリア 4%
カナダ 4%
イタリア 4%
スペイン 6%
オランダ 4%

こうしてみると、アメリカを除くほとんどの先進国が4%~6%の占有率をクラシックに割いていることが読み取れます。やや古いデータではありますが、きわめて興味深い事実だと思いませんか。

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