2009.12 No.309
【著者:村松 行人】
崩壊寸前?このままでいいのか。
レンタル市場に点滅する赤信号(3/3)
必要な「市場環境大変化時代」への認識
日本のレンタル市場が米国と同じ方向へ動き始めたとは必ずしも言えませんし、多分そうはならないだろうとも思いますが市場が大きく変わり始めたことは間違いありません。
お客様が映像エンタテイメント・コンテンツを入手するルートが様々に多様化し選択肢が増えています。ネット・レンタルも米国ほどではないにしても蔦屋だけでも会員が80万人、ゲオのぽすれんその他を加えれば利用者は100万人以上でしょう、リアル店舗への影響もこれからより顕著になると思います。また映像配信技術が進化して配信サービスが増えているだけでなく映像配信関連の家電やデバイスの新製品も続々消費市場に登場しています。そうしたこともお客様の足をリアル店舗から遠ざける一因となっています。
これからのレンタル店経営ではこうした多元化したお客様の選択肢への対応を考える必要があります。そうした中でユーザーからレンタル店が映像エンタテイメントを楽しむ最適の場所(メディア)であると支持されるようになればいいわけです。そのためにはユーザー・ニーズに的確に対応したサービスを提供することそれ以外に生き残る道はありません。競合店とのシェア争いや独立店対大手チェーンといった図式での諍いをしている場合ではないと思います。
次回からレンタル店の生残り戦略としての「顧客対応戦略」そしてネット・レンタルや映像配信までをも含めた多元的な「競合差別化戦略」について考えます。
【村松 行人】
田辺経営(株)、教育出版(株)を経て現代教育企画設立。
1986年、ビデオショップ経営研究会を主催。
全国550余のビデオレンタル店の経営診断・主導をしている。
衛星放送・スカイパーフェクトTV Eチャンネル番組審議委員長。
顧客満足度で勝負! 最近のバックナンバー
- 売上ダウンに歯止めはかけられるか?直視しよう!レンタル市場の赤信号 市場崩壊への10大要因(2009年11月)
- レンタル店経営の革新 (7)100円レンタルにどう対抗するか(その2)(2009年10月)
- レンタル店経営の革新 (6)100円レンタルにどう対抗するか(2009年9月)
過去一年分のバックナンバーをご覧頂けます。
バックナンバー アーカイブへ










