2011.02
【著者:村松 行人】
2011年市場活性化への挑戦
低迷するレンタル市場対策(1)(1/5)
ネット上に個人ライブラリーが構築される時代?
クラウド・コンピューティングが今年のIT分野のハイライトの一つであることぐらいの認識はあったのですが、近い将来我々のパッケージ・ビジネスとも無関係ではなくなるとまでは思ってもいませんでした。というのもハリウッドのメジャー・スタジオ各社やマイクロソフト等の大手IT企業が映像配信事業の促進を目的として組織したDECE(Digital Entertainment Content Ecosystem)が今年1月のCES(世界最大の家電見本市・ラスベガス)でウルトラバイオレット(UltraViolet)というSFアクションのタイトルみたいなプラットホームを発表したからです。
このプラットホームはダウンロード(購入)した映像をはじめDVDや個人の映像データ等もすべてネット上に保管してお茶の間のテレビでも、タブレット端末、スマートフォンその他すべての端末でいつでも自由に視聴可能というクラウド・コンピューティングの最先端テクノロジーを駆使したサービスで、個人がネット上に自分の映像ライブラリーを持つことになります。お気に入りの映画やドラマのパッケージや秘蔵DVDを手元に置かなくてもいつでも任意の端末で再生できるというメリットは侮れませんが、どこまでユーザーに支持されるか、普及するかは未知数です。
なんとしても映像配信市場を軌道に乗せたいハリウッドの挑戦ということで今後を見守ることにしましょう。










