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コラム

2010.08

Vol.140(4/4)

【著者:おすぎ】

「借りぐらしのアリエッティ」、「インセプション」
「ベスト・キッド」、「終着駅-トルストイ最後の旅-」
「瞳の奥の秘密」

一気に見てしまう名作「終着駅-トルストイ最後の旅-」

世間で、よく言われる〝世界三大悪妻〟のひとりがロシアの大文豪レフ・トルストイの妻ソフィヤであります。このトルストイとソフィヤの葛藤を、優れた脚本と監督で映画化したのがマイケル・ホフマンの「終着駅-トルストイ最後の旅-」です。ヘレン・ミレンがソフィヤ、クリストファー・プラマーがトルストイに扮し、素晴しい演技を見せてくれます。特にヘレン・ミレンは…。脇にポール・ジアマッティとジェームズ・マカヴォイという魅力的なキャスティング。ファーストシーンの素晴しさに眼を奪われ、一気に見てしまう名作です。

巧みなストーリー展開と構成に脱帽「瞳の奥の秘密」

そして最後に本年度米アカデミー賞で〝最優秀外国語映画賞〟を受賞した、アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」を…。裁判所の捜査官であったひとりの男が定年を迎え退職し、25年前の殺人事件を題材に小説を書こうと決意します。この殺人事件の犯人と被害者の夫との因縁話と、彼の上司だった女性判事補の恋愛が交差する巧みなストーリー展開と構成に脱帽。

こういうのこそ、本物のエンターテイメントだ。必見ですよ。

【おすぎ】
1945年横浜生まれ。デザイナー、歌舞伎座テレビ室制作を経て、映画評論家となる。 ピーコとコンビを組み、「おすぎとピーコ」で「久米宏の土曜ワイド・ラジオ・TOKYO」など ラジオを中心に活躍。以後、ラジオ、テレビ、講演や映画祭、トークショウ出演の他に、 新聞、雑誌、PR誌などでの映画評論執筆、対談など、多方面で活躍中。
本誌連載コラムを再録した「夢の十三夜日記」(ダイヤモンド社)発売中。

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