2010.08
【著者:村松 行人】
レンタル店生残りへの差別化戦略(7)
店舗運営費のコストダウンを徹底(1/3)
1ドル戦争決着、活気づいてきた米国レンタル市場
長引く料金戦争と居座る消費の低迷、複合的な競合環境からのレンタル・ニーズの減少、という三重苦に苛まれて苦しい夏休み商戦を強いられている店が多いと思います。
市場の混迷でも一歩先を逝く米国ではメジャー・スタジオ各社がパッケージ市場の壊滅的な混迷の元凶であるREDBOX社とNetFlix社に対して新作リリースの28日遅れを決めたことで落ち着きを取り戻し、独立系レンタル店・チェーンにも再び元気が出てきました。「1ドル・レンタルさえなければまだまだ有望なビジネスだ!」というのが独立店やローカル・チェーンのオーナーさんたちの考えです。全米各地で破綻したムービーギャラリー/ハリウッドビデオの跡や近隣に続々と新店をオープンさせています。法的に色々と難しいのか、またムービーギャラリーが法外に高額な家賃を払っていたこともあってか閉店物件を居抜きで買取るケースは少ないようですが「(新作は)彼らが28日遅れではなく、我々が28日先なのだ!」「ムービーギャラリー/ハリウッドビデオ以上の顧客満足度の高い店を作ろう!」という全米各地のローカル・チェーン各社の熱い意欲が業界誌等の報道からも伝わってきます。
経営破綻寸前のNO. 1チェーン、ブロックバスターは7月に株価が1株15セントまで落ち込み、ニューヨーク証券取引所での売買が出来なくなってしまいましたが、この新作の28日アドバンスで紙一重の所から立ち直れるかもしれません。
日本のレンタル市場はこれから先どうなるのでしょうか。業界人全てが英知を結集し、今スグにでも市場正常化への手を打たなければ明日がないことは間違いありません。











