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レンタルと著作権
顧客満足度で勝負!

2009.08 No.305

【著者:村松 行人】

レンタル店経営の革新 (5)これからの競合店対策(4/4)

競合メディアを睨んだ対応策の考え方

前述の通り米国ではリアル店舗とニューメディアとの壮絶なシェア争いが既に始まっています。自動レンタル機とネット・レンタルが大きく伸び、両者の売上を合計するとレンタル総売上の15%程度にまで拡大、映像配信も本格的にスタートしています。

こうした市場変化に対抗して米国最大手のブロックバスターではネット・レンタルと自動レンタル機に参入していますが先行する夫々のトップ企業に市場を押さえられていずれも苦戦しています。ネット・レンタルは月極め料金10ドル以下の争い、自動レンタル機は新作1泊1ドル、BD1~2ドルの攻防ですから収益的にはメリットは僅少です。

いずれにせよレンタル店に行くヒマがない人が利用するネット・レンタル、その時々のS級話題作だけ見れば満足なライトユーザーための自動レンタル機ですから、今後リアル店舗とのユーザーの棲み分けが進む事は間違いありません、本業をおろそかにしてまで新興勢力と同じことを後追いでやるのは芸のない戦略としか考えられません。

日本では自動レンタル機は仕入条件が違いますからリアル店舗のシェアを脅かすビジネスにはなり得ないでしょう。

ネット・レンタルは携帯電話のキャリアとのタイアップが話題になったりしていますから、もうしばらく高成長が続くでしょうが米国と違いユーザーとリアル店舗の距離が接近していますから「忙しい人」限定のサービスとして定着するとなると考えています。

ということでリアル店舗ならではのお客様が喜ぶサービスをレンタルの原点に帰って問い直す時期だと思います。リアル店舗ならではの強みを再発見するためにも2~3社のネット・レンタルの会員になり実際に利用してみることをお薦めします。

【村松 行人】
田辺経営(株)、教育出版(株)を経て現代教育企画設立。
1986年、ビデオショップ経営研究会を主催。
全国550余のビデオレンタル店の経営診断・主導をしている。
衛星放送・スカイパーフェクトTV Eチャンネル番組審議委員長。

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