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コラム

2011.04

Vol.148(1/2)

【著者:おすぎ】

「孫文の義士団」、「生き残るための3つの取引」

すごいエンターテイメントの中国映画「孫文の義士団」

現在(執筆時)〝東北地方太平洋沖地震〟が発生して3日がたっています。テレビは総て震災の模様を流しています。私は発生時には〝羽田空港国際線〟の応接室で、ユーミンと読売新聞のための対談をしていました。4月発売予定のアルバム〝ロードショー〟のライナーノーツを手伝ったので、まぁパブリシティとしてのものだったのですが…。対談は午後の1時半から(私が、この仕事のあと羽田から福岡へ飛ぶというのでユーミン側が気を利かせて羽田の近くに対談場所を決めてくれたので…)約1時間半の予定だったので2時46分の最初の揺れは、そろそろ対談のまとめに入ろうとした時でした。初めは微かな揺れでしたが、それが時間がたつうち波打つようになり、立っていられなくなってから、少しづつ緩やかになり〝これで終りかなぁ〟と思った途端、また激しい揺れが戻ってきて、それが収まったのが初めの揺れから5分間ぐらい過ぎた頃でした。

非常に怖ったのですが、ユーミンと一緒ということで心強く感じました。なにしろオーラのある方ですから…。その夜の東京は帰宅難民で溢れた街、余震がつづく不安感で、中途半端な眠りに終始しました。私は、それでも生きていたのだから何も言える状態ではありませんでした。東北各地の夥しい被害を目にすれば…。こんな世の中で、映画を見ましょう、というのは勇気のいることです。でも、朝から晩まで凄まじい映像ばかり見ているとどこかプレッシャーを受けて大人でさえになってしまうのに、子供に、これらばかりを見せていたら、まともな人間になれるとは思えません。時にはアニメーションのような柔らかいものをオン・エアーするべきでしょう。これから長期間、復興まで時間がかかります。それなら、今からリラックスしておく必要があると思うのです。

中国映画に、ものすごいエンターテイメントの登場です。「孫文の義士団」。

1906年10月中旬の香港。革命家・孫文が極秘で日本から到着し、中国同盟会の省代表13人と会合する事になった。それを知った西太后はシャオグオを頭領とする500人の清朝最強の暗殺団を結成し、孫文を殺すことに…。一方、香港の中国同盟会支部長のシャオバイは、実業家のユータンに資金援助を頼み、ユータンは孫文を暗殺者から守るための義士団を結成する。路上生活者で武道の達人リウ、少林寺出身の豆腐売りの大男ワン、車夫のアスー、すでに暗殺団に殺されてしまった元将軍のファンの娘ホンら、名もなき者たちがメンバーだった。孫文到着の2日前になると、暗殺団との攻防は白熱してきます。今まで見たことのないアクションシーン。アクション監督が過去のどの映画とも類似しないカンフー・アクションをあみだしたといいます。そして8年の歳月をかけて建てた20世紀初頭の香港の街のセット。このセットがなかったら、この「孫文の義士団」は日の目を見なかった、と言い切ってもいいくらい美事なもので、このセットを使ったシーンを見るだけでも価値があります。そして出演者の豪華さ。レオン・カーフェイ、ワン・シュエチー、ファン・ビンビン、レオン・ライ、ドニー・イェン、ニコラス・ツェーなどそれぞれが、自分の役を充分に演じ切っているのを見るのは楽しいものです。

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